この記事を読んで欲しい方
- プログラミング初学者で何か資格を取ろうと思っている方
- 情報処理技術者試験に興味がある方
今回は情報処理技術者試験について解説していこうと思います。
情報処理技術者試験は国家資格
情報処理技術者試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施している国家試験です。
国家資格なので、資格に有効期限はありません。
IT系統の試験ではありますが、IT系企業に従事しているだとか、理系の大学生、理系の高校生限定の試験ではなく、誰でも受けられる試験です。
どんな試験があるのか紹介していきます。
ITパスポート
これからお話しする、全てのIPAが行っている資格の登竜門となる資格です。
ITパスポートは社会人や学生が持っておきたいITの基礎的な資格です。
この資格は本当に基礎の基礎です。以下が例題です。
プロジェクトを管理する上でプロジェクトマネージャが考慮すべき制約条件の組み合わせとして適切なものはどれか。
ア 対象範囲、納期、予算
イ 対象範囲、納期、リスク
ウ 対象範囲、予算、リスク
エ 納期、予算、リスク
こんな感じで問題は92問あり、全部が4択です。
合格の基準は、
- ストラテジ系(経営全般に関わる問題) : 32問 300/1000点
- マネジメント系(IT管理に関わる問題) : 18問 300/1000点
- テクノロジ系(IT技術に関わる問題) : 42問 300/1000点
上記をクリアしつつ、且つ総合得点が600/1000点を超えれば合格です。
ぶっちゃけ、ITパスポートはプログラミングの問題がないので、知識を暗記できれば誰でも合格できます。
現在は試験はいつでもやっているので、サクっと取っちゃいましょう。
基本情報技術者
ITパスポートより少し難易度が上がります。
試験は午前と午後に分かれており、午前はITパスポートと似た基礎知識、午後はアルゴリズムとプログラミングとなっており、これも解答は選択方式です。
点数は100点満点方式となっており、午前・午後共に60点以上で合格となります。
午前の問題はITパスポートに似たような問題ですが、午後の問題はJavaやC言語や表計算等から1つ選択して受験することになります。
勿論、自分の学習している言語で受験するのが望ましいですが、狙い目は表計算ですね。Javaは難しいです。
勉強期間も1000時間程度は取っておいた方がいいですし、半年に1回しか試験がないので、ゆっくり時間をかけて勉強していきましょう。
4月と10月、第3日曜日が試験日です。(コロナの影響で延期や中止があるかもなので、気をつけてください)
応用情報技術者
基本情報技術者から難易度が更に上がります。
こちらも午前、午後と試験が分かれています。
特筆すべき点は、言語問題がなく、記述形式の問題が追加されます。
人によっては、言語がないのでこっちの方が簡単になるって考える人もいるみたいですね。
応用情報技術者より上の高度試験
- ITストラテジスト
- システムアーキテクト
- プロジェクトマネージャ
- ネットワークスペシャリスト
- データベーススペシャリスト
- エンベテッドシステムスペシャリスト
- ITサービスマネージャ
- システム監査技術者
- 情報処理安全保障支援士
これらの試験は4月の第3日曜日か10月の第3日曜日です。年に一度しか試験がないのでご注意ください。
ITパスポートはいつでも取れるので、まずは基本情報技術者試験から受けてみよう!
いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでいただいて、興味を持たれた方は是非受験してみて下さい。
ITパスポートは、学生のうちに受験するなら全然ありだと思います。
が、社会人になってからこの資格があっても全く意味がないので、まずは基本情報技術者を目標にとってみましょう。
ITパスポートはいつでも受けられます。基本情報、応用情報に関しては4月と10月なので、気をつけて下さい。