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【PHP・Laravel初心者必見】MAMPで複数のLaravelプロジェクトを同時で実行する方法【超簡単】

今回の記事を読んで欲しい方

  • MAMPを使っている方、かつLaravelで開発・勉強をしている方

今回はLaravelで開発や勉強している方向けに、複数のLaravelプロジェクトを同時進行で開発や確認ができる方法について書いていこうと思います。

結論:仮想環境を構築する

先にお伝えしますが、MAMPでLaravel環境を構築する方法に関しては別の記事を書いておりますので、そちらをご覧下さい。

www.yamata-pgblog.com

自分はLaravelを勉強、つまりインプットしかしておりませんが、アウトプットをしてよりLaravelを理解したいと思っておりました。

しかしながら、今の自分が行っている勉強の環境だとプロジェクトを同時に実行ができなかったし、やる方法を知らなかったので、今回はそのやり方をご紹介します。

結論は、仮想環境を作れば良いです。

その方法をご紹介していきます。

MAMPの設定

自分のMAMPの設定を、写真付きでご紹介します。

まず設定を開いて下さい。

f:id:yamata214:20210118143455p:plain

Portsは、今回説明するやり方では特に変更はしなくてOKです。

画像は貼りませんが、隣のPHPの設定も最新版を選択して下さい。

f:id:yamata214:20210118143621p:plain

Web ServerはApacheを選択して下さい。

Document RootはMAMPフォルダのhtdocsを選択して下さい。

デフォルトの場所にあるのであれば、\Applications\MAMP\htdocsです。

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今回やりたいことは、

勉強環境:http://localhost:8000/

開発環境:http://localhost:8001/

上記みたいにポートを分ければ実現できます。

Apache設定ファイル「httpd.conf」の変更

先にApacheの設定ファイルの1つである「httpd.conf」ファイルの変更を行います。

場所は、/Applications/MAMP/conf/httpd.conf内です。

そして、以下の記述が書いてある箇所を探して下さい。

# Virtual hosts

# Include /Applications/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.conf

仮想開発環境を増やしたいので、httpd-vhosts.confを、コメントアウトを外します。

# Virtual hosts

Include /Applications/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.conf

Apache設定ファイル「httpd-vhosts.conf」の追記

仮想環境を増やす方法は、Apacheの仮想環境を設定するファイル「httpd-vhosts.conf」にコードを追加すれば増やせます。

このファイルの場所は、\MAMP\conf\apache\extra\httpd-vhosts.confです。

このconfファイルをテキストエディタで開くと、なんだかよくわからない設定が書いてありますが、記述の変更はしません。最後の行に以下の2つを追記します。

ご自身の環境によって、フォルダ名やファイル名は変更して下さい。

Listen 8000

<VirtualHost *:8000>

  DocumentRoot "/Applications/MAMP/htdocs/ご自身の作った環境のフォルダ名/public"

  <Directory "/Applications/MAMP/htdocs/ご自身の作った環境のフォルダ名/public">

    AllowOverride All

  </Directory>

</VirtualHost>

Listen 8001

<VirtualHost *:8001>

  DocumentRoot "/Applications/MAMP/htdocs/ご自身の作った環境のフォルダ名/public"

  <Directory "/Applications/MAMP/htdocs/ご自身の作った環境のフォルダ名/public">

    AllowOverride All

  </Directory>

</VirtualHost>

3つ上増やしたい方は、上記に倣って追加していけばOKです。

・Listen 8000:ポート番号の設定です。

・<VirtualHost *:ポート番号>:上記で設定したポート番号と同一のポート番号を設定して下さい。

・DocumentRoot:表示するサイトのルートを記述して下さい。

・AllowOverride:外部ファイルによる設定の可否です。Allなので外部ファイルの設定はできます。

以下、結果です。

http://localhost:8000でアクセスした場合

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http://localhost:8001でアクセスした場合

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当然ですが、8002のポートには設定していないのでアクセスできません。

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勉強途中の画像ですが、http://localhost:8000/helloでアクセスできます。

当然ですが、helloは設定しているから出てきますが、設定していないと出てきません。

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8001のポートも同様です。http://localhost:8001/bbsでアクセスした結果です。

bbsも、設定しなければ出てこないことを覚えておいて下さい。

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今回のまとめ

・/Applications/MAMP/conf/httpd.confファイル内の、以下の記述のInclude文の行のコメントアウトを外す。

# Virtual hosts

# Include /Applications/MAMP/conf/apache/extra/httpd-vhosts.conf

・\MAMP\conf\apache\extra\httpd-vhosts.confファイルの最後の行に、以下を追記する。

Listen 8000

<VirtualHost *:8000>

  DocumentRoot "/Applications/MAMP/htdocs/ご自身の作った環境のフォルダ名/public"

  <Directory "/Applications/MAMP/htdocs/ご自身の作った環境のフォルダ名/public">

    AllowOverride All

  </Directory>

</VirtualHost>

追加したい分だけ、上に倣って増やして下さい。

設定した後、

http://localhost:8000/設定したURL

http://localhost:8001/設定したURL

でアクセスできるようになります。

今回は以上です。